Pianist 田村真穂 Official Website!!

ピアニスト田村真穂の公式ブログ。
好評を頂いておりました「mahopooパリ通信」の続編となります。日々邁進する私の記録、コンサート情報などを掲載します。
Mozartピアノ協奏曲第23番

12月24日、坂出市民ホールで開催されました「クリスマスコンサートin坂出」で、瀬戸フィルハーモニー交響楽団と、Mozartのピアノ協奏曲第23番 K.488を共演させて頂きました。

 

約800席の坂出市民ホールは満席。ずいぶん前からチケットがなくなっていたようで、たくさんの方から、聞きに行きたかったのに残念だったとの声を頂きました。すみません。

 

 

これまで、たくさんのオーケストラといろいろなコンチェルトをしてきましたが、Mozartの23番は、遥か昔に東京芸術大学オーケストラと共演して以来、2回目でした。…懐かしい。

 

天衣無縫、純粋で美しく、華やかでいて繊細、素晴らしいこの作品に再び出会え、真摯に向き合え、本当に幸せな時間を過ごさせて頂きました。

 

しかし、天才モーツァルトの傑作は、暗譜の恐ろしいこと この上なし。

 

一音一音が珠玉のようで、一音たりとも無意識な音があっては許されないこの曲も、第3楽章は特にロンド形式で、主題の間に魅力的な副題が次々と現れ、実に複雑な構成になっていて、なかなか憶えられず、憶えてもハッとわからなくなったりして、「あぁ、私はなんて頭が悪いんだろう。」と落ち込みながら、勉強していました。

 

と、そんな時、かのアルトゥール•シュナーベルのライブ録音を聞いていたのですが、なんと!!第3楽章の途中でピタッと止まってしまったではありませんか。

 

えっ?!!!!

 

暗譜がわからなくなったんです。ここ、昨日私もわからなくなった…。

 

ぞーーーーーーーっと背筋が凍るような思いでしたが、同時に「シュナーベルもわからなくなるんだからね♪」と、楽になってはいけないのに、気が楽になったりしながら本番当日を迎えました。

 

 

 

 

 

 

高校生の時の発表会は、ずっとここでした。

何も変わっていないホール。タイムスリップしたみたい。

16歳、セーラ服で緊張してこの舞台袖に立っていた。ショパンのソナタの第3番を弾いたんだった。先生。。

 

胸が痛くなるような懐かしいホールで、素晴らしい瀬戸フィルハーモニーの皆さんと得難い時間を共有させて頂きました。

 

 

私を育ててくれたこの土地や、先生、クラスメイト、オーケストラの皆さんに守られ、観客の皆さんに守られ、そして、家族に守られ、モーツァルトと対話することができました。

 

私の音楽ができました。

 

 

心から感謝致します。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

17:01 | コンサート情報 | - | - | author : ピアニスト 田村真穂
子どもたちへの音楽会

毎年の「ぴあのとうたとおぺれった」

 

今年は「子どもたちへの音楽会」

           〜ピアノ名曲アルバムと音楽劇「くるみ割り人形とネズミの王様」

という新企画でお届けできることになりました。

2歳から入れる本格的なコンサート。

このありそうでなかったコンサートは、大変好評につき、回を重ねる毎にお客様が増え、いつも満席。

今年も皆様お誘い合わせの上、是非お越しくださいませ。

楽しいよ。

 




ご案内

日時:  平成27年12月27日(日)14:00〜15:00


場所:  丸亀市生涯学習センター 3階ホール                

    
内容:  第1部 ピアニスト田村真穂さんの演奏。クラッシックの名曲をおとどけします。

       第2部 ピアノ、バイオリン、チェロの演奏による音楽劇。 チャイコフスキーの「くるみ割り人形」の原作となったホフマンの「くるみ割り人形とネズミの王様」のお話です。

      


出演: ピアノ 田村真穂 
    
    演劇 四国学院演劇コース学生

            バイオリン 楠原葉子  チェロ 中島やす代 
 

演出  西村和宏 四国学院大学准教授  


振付   阪本麻耶  四国学院大学准教授           

   

 料金  前売り 子供100円、大人300円    
    当日 子供200円、大人500円

  

お問い合わせ・申し込み 丸亀市生涯学習センター 電話 0877−23−1091

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

13:15 | コンサート情報 | - | - | author : ピアニスト 田村真穂
香川県立ミュージアム コンサート
香川県立美術館、県展80周年記念関連イベント、田村真穂サロンコンサートを開催致します。
日時:11月15日(日)14時〜
場所:1階エントランスホール
参加料:無料


県立ミュージアムよりの紹介文

「田村真穂 
美術と音楽 ティータイムのサロンコンサート」
香川県出身のピアニスト田村真穂さんを迎えて、地中海をめぐるピアノ曲に、田村真穂さんの軽快なお話をまじえたプログラムをお届けします。
香川から世界へ羽ばたいて行った県展作家に思いを馳せつつ、ヨーロッパをはじめ国内外で活躍する県出身のピアニストの音色をお楽しみください。
ミュージアムでくつろぎのひとときを。



皆様お誘い合わせの上、是非お越しくださいませ。
11:09 | コンサート情報 | - | - | author : ピアニスト 田村真穂
ラテン音楽のコンサート
来る6月21日(日)14時開演、善通寺市の偕行社にてコンサートを開催致します。

今回は、ギターの方とご一緒に、ラテン音楽ばかりのプログラムです。

企画は、NPO法人「楽しいひととき出前どころ」「田村真穂 東京後援会」「メキシコ日本友好協会」

​場所は、重要文化財に指定されている善通寺市の偕行社の大広間です。
鹿鳴館のような美しく趣のある建物で、珈琲ケーキ付き。なかなかいいでしょ?
あとは、よい演奏。

…。

!!ぴのこ:)






 
08:30 | コンサート情報 | - | - | author : ピアニスト 田村真穂
第18回あやうた音楽祭に出演致します♪
2月15日、地元のハートフルなコンサート「第18回あやうた音楽祭」に呼んでいただき、ソロを少し弾かせて頂きます。
アイレックス大ホール 13時開演です。
大好きなこんぴらコーラスグループの皆様も、15時頃出演なさいます。(こちらでも弾かせていただきます。)
私のソロは15時40分頃からです。
皆様、お誘い合わせの上、是非お越し下さいませ。

ayauta1 ayauta2



 
15:11 | コンサート情報 | - | - | author : ピアニスト 田村真穂
プロフィール写真
新年明けましておめでとうございます。

今年も「一日一生」毎日を精一杯生き、「月白風清」常に洗心を心掛け、「赤心片片」真心と感謝の気持ちを忘れず、「一意専心」腕を磨き、充実した日々を楽しく、よりよく過せていけたらと思っています。

心機一転、プロフィール写真も新しく致しました。

 


昨日、妹が撮ってくれました。

コンサートのたびに、そろそろ新しくしなくちゃと、ずっとずっと思っていたのですが、あっという間に月日は流れ、調べてみると、撮ったのはなんと5年前。皆で驚き、どんどん流れる時間を大切に生きようと、改めて決意のお正月。

姪が「これ、なんて読むの?」と言いながら「信念」と書き初めをする横で、それぞれの一年の思いを発表。


各自、健康に努め、朗らかに日々を暮らしていきましょうと父。

家族皆、笑顔で仲良く健康にいられますようにと母。


同じやん。





素敵な一年になりますように!





 
16:17 | コンサート情報 | - | - | author : ピアニスト 田村真穂
「第2回 ぴあのと うたと おぺれった」
「第2回ぴあのとうたとおぺれった」
また、大切に準備してきたコンサートが、ひとつ、終わってしまいました。
2013年6月に「第1回ぴあのtoうたtoおぺれった」の記事をアップして一年半が経つことになります。(第1回 ぴあのtoうたtoおぺれった ←記事はここからとべます。)大好評につき実現した第2回目、今回も必死に準備し、皆の力で世界一あったかいコンサートになりました。
館長さん手作りの反響板によって生まれ変わったホールで、大好きな「こんぴらコーラスグループ」の皆さんとご一緒に「0歳から入れる本格的なコンサート」。←(前回は確か「1歳から入れるコンサート」だったはず。ますます「ありそうでなかったコンサート」。)

第1部は私のソロ。おしゃべりと、珠玉の名曲アルバム。 
写真右上、椅子に輪っかを取り付けてマイクを差し込めるように、こちらも館長さんが作ってくださいました。マイクホルダー!すごいアイデアです!  

第2部に歌、第3部はオペレッタの3部構成で、オペレッタの演目は「魔法使いの弟子」の和製バージョン「桶山伏」。
今回は、私が日頃、生涯学習センターで行っている「ピアニストとリトミック」のセミナーの一環で、この「桶山伏」に出演する「桶の精」役の子供たちを一斉募集。
選ばれた8人の子供さんたちが「こんぴらコーラスグループ」の皆さんに混ぜて頂き、舞台を一緒に作り、本番の公演に参加できるという夢の企画です。

つまり、私は子供たちの指導、演出を兼ねることになります。ナレーションなどの解説も担当。
お話しを頂いたとき、私に勤まるだろうかと思いました。毎日の自分のスケジュール、当日のソロのプログラムなど、いろいろ考え合わせて、「無理」という判断が己に下ったとき、「できないと思うことをやってみることが大切だ」と思いました。

どうしたら子供たちが光るか、苦心惨憺の演出による本格的な稽古がひと月ほど前から開始されました。
コーラスの皆さんにご迷惑をおかけしてはならないし、皆、ちゃんとできるかな…などという心配をよそに、毎回、各自きちんとセリフや動き、歌も憶えてやってきます。
高い志を持った小さな女優と俳優たちは、稽古は一日も休まず、入り時間は早め。
夜の稽古なのに「おはようございまーす!」と元気に現れ(←業界)、
舞台に乗るからと、ネイルアートを施してきたり、(私、一回もしたことない)
「かみて」や「しもて」、「いたつき」、「あかりあわせ」など、舞台用語も使い分け、「こどうぐ」の桶は、館長さんの手作り。小さな手にもそっと納まるあたたかく軽い木の桶を、上手にぐるぐる回して、コーラスの衣装部さんに作っていただいた豪華な衣装に身を包み、皆かわいらしく、イキイキとしています。
コーラスの皆さんに、考えられないほどあたたかく迎えて頂いて、幸せな小さい8人の出演者たちは、厳しい中にものびのびと、楽しく最高の舞台経験をさせて頂いたのでした。

本番は、もちろん大成功!誰ひとりとして失敗をしなかったどころか、どの子も見事に演じ切り、拍手喝采。堂々とカーテンコールに応え、スポットライトを浴びたその顔は、誇らしげで明るく輝いていました。


私は、emotionalに、人生意気に感ず。「人生感意気 功名誰復論」。( 魏徴『述懐』)

ご協力くださいましたすべての皆様に、心からありがとうございました。


Photo by Hiromichi・Taki
























 
12:04 | コンサート情報 | - | - | author : ピアニスト 田村真穂
東山魁夷せとうち美術館コンサート
10月11日、東山魁夷せとうち美術館、夕焼けコンサート「廻る季節とモーツァルト〜魁夷の愛したモーツァルト」
皆様のおかげで無事に終えることができました。

美術館のある沙弥島(しゃみじま)の夕日は絶景。高校生の頃からそっと一人訪れる私の大好きな場所でした。ここで瀬戸内海に落ちてゆく夕日を見ると、いつもつーっと涙が出て、心がすっきり晴れやかになるのです。

この日の前日、真っ赤に燃える夕焼けの中を歩いてリハーサルに向かいました。
美しい夕日を全身に受けて弾いているとき、自分の演奏から、今まで聞いたことのない音を確かに聞きました。あれは、、、。

この日の前前日、私は母校で練習をしていました。
ピアノが常設でない会場に、美術館が借りてくださったのは、坂出高校のピアノ。
本番のピアノで練習したいと無理を言って、厚かましく母校を訪れた私。

音楽棟。管楽器の練習の音や話し声、運動場や体育館から聞こえてくる部活の練習の音。慣れ親しんだ懐かしい音が聞こえてくる練習室で、私は音高生。遠い昔なのに、みごとにタイムスリップ。「まほー。」セーラー服姿で小脇に楽譜を抱えた理恵ちゃんやかいちゃん、あゆみ達が今にもドアを開けて入ってきそうです。
あぁ、私には素晴らしい思い出がいっぱいある…。感慨に浸りながら、幸せに練習をさせていただいたのでした。


当日、切なくなるくらい美しい夕焼けの中、たくさんの皆さんが遠路はるばる集まってきてくださいました。
結局、定員80名のところを、なんと160余名もの方にいらしていただきました。
すごく嬉しい反面、立って聞いてくださっている方も大勢おられて申し訳なかったです。足や腰が痛い方じゃなかったかしら。。。小さな子が疲れてしまわなかったかしら。。。

美しい夕闇がいつしか夜の帳をおろし、海に航行する船の灯りがちらちらし始めた頃、コンサートは始まりました。

会場は、水を打ったような静けさ。皆さんすごく真剣に聞いてくださっています。田村ピアノ学校の小さな皆さんも、信じられないくらい静か。咳一つ聞こえません。
弾き始めてどれくらい経ったでしょうか。あっ!この音。昨日、夕日の中で感じたのと同じ。自然界にある「ゆらぎ」と同じゆらぎを持つモーツァルトが、瀬戸内海に少し漏れ、波の音と共鳴したように思いました。

東山魁夷も、モーツァルトを聞いて、この瀬戸内で、きっと同じ体験をした。。。


詩の神よ
あなたへの 一途な祈りとして
願わくは、私の感覚をことごとく広げ、あなたの足元で、この世界に触れさせてください
まだ降り止まぬ 夕立の重みに 低く垂れ込めた 7月の雨雲のように
願わくは、私の感覚のすべてを あなたの戸口に 跪かせてください
あなたへの 一途な祈りとして
願わくは、私のすべての歌の様々な旋律を 一つの流れに集め 沈黙の海に流れ込ませてください
あなたへの 一途な祈りとして
望郷の思いにかられ 夜を日についで 山間の古巣へ翔び続ける 鶴の群のように
願わくは、私の全生涯を 永遠の故郷へ向かって 旅立たせてください
あなたへの 一途な祈りとして

                          〜タゴールの詩《キタンジャリ》から




Photo by H.Taki 


とても幸せなコンサートをさせていただきました。

東山魁夷せとうち美術館の館長様、皆様、大変お世話になりありがとうございました。
応援してくださった皆様、聞きにいらしてくださったすべての皆様に、心から感謝申し上げます。

ありがとうございました。

2014.10.12 四国新聞朝刊
   









 
10:39 | コンサート情報 | - | - | author : ピアニスト 田村真穂
瀬戸内美術館コンサート 〜廻る季節とモーツァルト
「東山魁夷せとうち美術館」でコンサートを開催致します。
穏やかな瀬戸内海を眼前に臨む美しい美術館で、画伯の愛したモーツァルトを演奏します。
皆様お誘い合わせの上、是非お越しくださいませ。




 







 
09:31 | コンサート情報 | - | - | author : ピアニスト 田村真穂
隠れ家でコンサート〜「松本記念音楽迎賓館」
「松本記念音楽迎賓館」
都会の真ん中にこんな素敵なところがあったなんて。

世田谷区岡本の高台に、<パイオニア>の創始者、松本望氏の邸宅として1973年に建築された迎賓館。足を踏み入れればそこは別世界。

1000坪もの敷地には、小鳥の囀りを聞きながら散策できる回遊式純日本庭園があり、深い緑の木立を味わいながらお茶を楽しめる、京都旧西園寺公別邸から移築された「時雨庵」と、椅子席茶室の「希望邸」という由緒正しいお茶室も。
 
私は、豊かな緑の中に佇む瀟洒な洋館の音楽ホールで演奏しました。

森の一部のような木のホールにはベルギー白木のパイプオルガン。ピアノは夜の海のような漆黒のべーゼンドルファー。

光を受け輝くステンドグラスは、淡い色調でまとめられ、まるでジャパネスク-アールヌーヴォーな小川三知の作品のようです。

ガラス越しに大樹の松を眺め、自然の息遣いを感じ、いつしか漱石の好きだった詩「竹里館」を思い出していました。

「竹里館」  王維

獨坐幽篁裏    独り坐す幽篁の裏
彈琴復長嘯    琴を弾じて復長嘯す
深林人不知    深林人知らず
明月來相照    明月来たりて相照らす             

初夏の心地いい風の中、風雅な建物と風流を解する観客の皆様からインスピレーションを存分に受け、至福の時を過させていただきました。
「楽しいひととき出前どころ」の皆様、心からありがとうございました。

演奏後はレセプションルームで皆さんと美味しいご馳走。

繊細なカットのグラスで少しワインなど頂き(←本当は大きなビール)うっとりと、あぁ素晴らしいホールだった…。ドイツトウヒでできたピアノは木のホールで奏でられて生まれ育った場所を思い出したのかな。よく歌って、ホールの木の表面にこだましてるみたいだった…。など想いながら、

「ほんとうにすべて素晴らしくて、、。中でも、音響の素晴らしかったことには驚きました。なぜここまで…。不思議でした。」
そう言った私に、

「そうですね。やはり、さすがはパイオニアのパイオニアが作られたものですね。」の声。

そういえばそうだった!と内心焦る私に、その教養高き紳士は「今頃何を言ってんだ。」などとは言わず、

「やはり音響学に精通しておられたのでしょうね。」と穏やかに続けられました。

そうかぁ、だからぁ…。と納得。(←遅っ)



ん?待てよ。

うちも、辺りの自然美と音が調和する温かなぬくもりの木のホールだわ。

なんだかウキウキ嬉しくなってまいりました。




だいぶ違うけど♪













 
14:28 | コンサート情報 | - | - | author : ピアニスト 田村真穂